第24回 ひとりひとりにあった指導法について

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第24回 ひとりひとりにあった指導法について

【ひとりひとりにあった国語の勉強のやり方】と書くと、
何か特別なことでもやっているように思われるかもしれませんが、
私にとっては【当たり前のことを当たり前にやる!】というのが本筋です。
下記に私が考える【当たり前】を記載しておきます。

学校や塾(特に集団塾)は、大勢のお子さん対して一斉指導します。《できる子》はそれで充分です。
ただ《できる子にも濃淡があります。【できる子の中のできる子】を【大濃】と仮に表現すると
そこから【中濃】【小濃】と薄くなりますが、薄くなる分、適切な面倒見の良さが発揮されないと
成績は伸びません。

【中濃】【小濃】のお子さんは基本《できる子》ですから、テスト勉強に対するモノの見方・考え方の
指導をしっかりできれば、あとは自力で進めることができます。テストで成功した体験もあり、
自分なりのテスト勉強のやり方も勉強習慣も既にあります。学校の宿題の提出に時間がかかる
こともないです。勉強に苦手意識もないのですが、良い点数を取るとすぐ浮かれてしまうなど、
基本甘いところがあります。
【大濃】の子は浮かれません。

【中濃】のお子さんを例に書かせていただきますと、【中濃】のお子さんは《わかるとできるが違うこと》を
理解し、改善も少しずつできるようになりますが、【わかるけどまだ曖昧】な状態があります。
ここが【大濃】のお子さんと決定的に違います。
【わかるけどまだ曖昧】な状態で試験を迎えれば、当然、上手くいく場合とそうでない場合がでます。
そうでない場合のパターンは決まっています。

◎試験問題を解くのに時間がかかる。
◎普段より解くのに時間がかかっていることに気付き、焦る。
◎焦るため、普段ならミスしない問題までミスする。
◎わかりづらい文章の問題は決まってミスする。余裕があるときはミスしない。
◎普段なら90点以上行けるのに、70点台で終わる…

これが【中濃】のお子さんのイメージです。
(【小濃】のお子さんは後日お伝えしたいと思います。)

そうならないように【面倒見の良さ】を発揮する塾が良い塾と考えがちですが、
面倒見の良さ】を発揮しすぎると、今度はずっと浮かれたままになります。
その結果、自立が遅々として進まない場合があります。難しいところですが、
本質は成功と失敗を繰り返しながら、テスト勉強に対するモノの見方・考え方を
確立し【努力を努力と思わず続けられる】体質作りこそ、先決
と考えます。
よい点数だと浮かれ、悪い点数だと凹むを繰り返すようでは、伸び悩み・頭打ち
状態に半ば入っていると言えます。

【大濃】のお子さんは【努力を努力と思わず続けられる】、そんな体質を持っています。
【中濃】のお子さんに必要な面倒見の良さは【努力を努力と思わず続けられる】
体質つくりの育成です。

幼児・未就学児ではないので、自分自身を改善する素養づくりこそ大事と考えます。
それには読書量、読書の幅、読書のやり方…
自分自身の浅い経験則からくる狭い了見だけで判断するようでは、テスト勉強だけでなく
人生そのものが伸び悩み・頭打ち状態になってしまうでしょう。
目上の人のアドバイスを聞けるか、関連する本を読めるか、そこから自分の考えを
まとめることができるか。

例えば『なぜ試験時間が足りなくなるのか!?』をテーマに作文を書いたり、
書き終わったらそれに関する文章を読んでみたり、また、『睡眠時間が大事』とあれば
睡眠に関する本を読んだり、『毎朝の食事が大事』であれば、食事に関する本を読んでみる
のもよいでしょう。そんな風にして、ありとあらゆる角度から問題点を洗い出し、
検討していくための能力を身につけていきたいところです。

そのためにも、説明文や論説文の読解法は早い段階で身に付け、大量の読書を
可能にする素地は作った方がよいでしょう。

やはり国語力です。