第42回 新設! 小学1~4年生クラスについて⑨

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第42回 新設! 小学1~4年生クラスについて⑨

(前回に続く)

中学受験、高校受験、大学受験で、特別に配慮を必要とするお子さんを除いては、
漢字の出来不出来が伸び悩み、頭打ちの原因を作る強力なヘドロの如くになって
成長を妨げているように思うことが多々あります。

一例として、中学生になってから入塾いただき、それなりに成績もあがってはいるものの
「勉強をやっている割に伸び悩んでいる・・・・」 そんな印象を持つお子さんがいます。
「もっと伸びるはずなのだけどな・・」 ついそんな気持ちになってしまいます。

そのようなお子さんは、決まって国語力が足かせになっているのですが、
「国語力」を分解していくと、「論理的思考力」「読解力」の不足に繋がり、
更に「論理的思考力」「読解力」を分解していくと、「漢字力」が浮かび上がってきます。

「だったら漢字をもっとやらせれば!?・・」そんなご意見がありそうですが、
漢字を苦手にしているお子さんは、中学生にもなると漢字の勉強を前向きにやりたがらなくなります。

ある中学生の塾生が、
「どうしても漢字の宿題が終わらないから、塾で先にやってもいいですか?」というので、
「いいよ。サクサク終わらせてしまおうよ!」と伝えました。
見ると1ページに漢字が10個あり、それを10回ずつ書くという内容のものが5ページ分の宿題として出ていました。

「これは、すぐ終わってしまうな」と思って安心して見守っていたのですが、
その塾生はノートを開いたまま、にらめっこをはじめ漢字の宿題を全く始めようとしません。
5分経過したとき、ようやく漢字1字を10個書き上げました。
すると「あとは家で頑張ります」と言い、本来の勉強の用意をし始めました。
まだ何も始めていないに等しいのですが、表情は冴えず疲れています。

そのときに、「漢字が嫌い」「漢字が好きになれない。苦手」、思いが巨大化して、
重くのしかかっているかのような、そんな気持ちが少し分かったような気がしました。

小学生の時からずっと目前の漢字テストに追われ、漢字が読める、書けるという機械的暗記
ひたすら続けてきた結果が「漢字が嫌い」「漢字が好きになれない。苦手」という思いを
お子さんの中に、日に日に、強力強大に植え育ててしまっているように思います。
苦手意識ばかり強すぎて、漢字に対する「知的好奇心」が全く育っていません。

それにも関わらず、「数学・英語は難しい、それに比べると国語はまだ出来る。」
「漢字は好きではないけど、点数が全く取れないという訳ではない・・・」
「漢字は暗記モノだから、試験の直前にやればいいか・・・・」

漢字を苦手にしているお子さんは、おおよそ、そんな風に考えていることが多いです。

(次回続く)