理想的な親とは

お母様の方が、お子さん以上に、日々の生活の忙しさにストレスを感じ、余裕をなくしている姿が
お子さんに影響してしまっているのかな!?と思うことがあります。
国立小学校受験を直前に控えた時期のお話です。
そのお子さんが、3回連続で授業途中に何らかの理由(体調不良・授業態度)で、早退せざるをえないことがありました。
そのため、次の授業では、私や他の先生がほぼつきっきりで付き、なんとか無事授業終了まで頑張ることが出来ました。
その授業後、大人気先生とそのお子さんのお母様の会話が、たまたま耳に入ってきました。
お母様の声は少し涙ぐんでいるように聞こえました。
「(お子さんの)態度が全く改まらない。言うことを聞かない。受験直前なのに・・・」
そんなお話をされているようでした。

大人気先生はそのお子さんの長所を明確に伝え、お母様を全力で励ましていました。
教室を出るころにはお母様に笑顔が戻りました。お子さんにとっての理想的な親は、
自分にいつも笑顔を向けてくれ、自分の話に熱心に耳を傾けてくれる親ではないでしょうか

「人の話をしっかり聞く。態度を改めて欲しい。」
それを伝えたい場合は、ご父兄様がそれに徹底することが最善最良の道かな、と思います。
でも頭の良いお子さんは、「なぜ?」「なんで?」「どうして?」「でも僕はこうしたいのに?」
「どうしてやってはダメなの?」「なぜ?」「どうして?」
疑問の嵐です。「我が強い!」といえば強いのかもしれませんが、
でもそれは「うちの子は頭がいい証拠だ!」と、嬉々として向き合うべきだと考えます。

私は中学生や高校生を教えている時に、逆のことがしばしあります。
「なぜだとおもう?」「なんでだとおもう?」「どうしてだとおもう?」
何を聞いても答えてくれないというお子さんもいたりします。
それを思うと、「質問攻めしてくるお子さんは大変!」など、贅沢な悩みではないか、と思ってしまいます。
コミュニケーションが取れるというのは当たり前のことではないです。

「コミュニケーションが取れる!」
大げさではなく、それだけで嬉しく涙が出そうになることもあります。
本当に嬉しいことです。
とはいえ、普段の生活が忙しく、自分の時間が持てないお母様が大半ではないか、と思います。
そう考えると上記は、無理もない循環とも思います。ただ、この循環を繰り返していると、
人の話をしっかり聞く習慣を身につけて欲しいと一番願っているはずのご家庭(お母様)が、
その対話・教育・躾の効果で、お子さんの足を引っ張ることにもなりかねません。
「僕が何か(話を)すると、お母さんがすぐ怒る」という不満・ストレスを100点満点でなくても、
問題点をしっかり整理し、良い循環作りをして解消していかないと、せっかくの習い事の効果も
半減してしまうことになりかねません
。難しいところではありますが、ご父兄様の対話・教育・躾
本来やりたいことをしっかりやれるように、お手伝いさせていただき、
お子さんの聞く・読む・書く・話すバランスを整え、長所をより伸ばし、短所を乗り越えることで、
揺るぎない勉強に対しての自信つくり
のモノの見方、考え方を定着させるお手伝いをさせて頂きたいと思うのです。