現在、中学生を中心に、小学校入学前のお子さんから高校生まで、
国語のマンツーマン個別授業を行っています。
偏差値40から60へ。20UPは当たり前になるお子さんと、
偏差値40から60へ。20UPは当たり前にならないお子さんの違いは
ハッキリしています。
それは、漢字・熟語・ことわざ慣用句・故事成語、比喩的表現
等々の基礎的知識が乏しいお子さんです。
受験時に出題される長文問題(小説物語文・説明論説文)を
読んでいる内に上記は多数散りばめられています。
読めば読むほど、意味が分からなくなります。
これは以前、ある中学三年女子の指導をさせていただいたときのお話です。
受験予定の私立高校の過去問(国語)の解説をしました。
「英数には自信があるが、どうしても国語が伸びない」
「国語はどう勉強してよいかわからない」
ということでした。
授業解説をするにしたがい、読解問題の解き方以前に、
ことわざ慣用句・熟語の意味が分からず、それが読解の足を引っ張っていました。
漢字・熟語・ことわざ慣用句・故事成語、比喩的表現に関しては、
まったく関心が持てないで、ここまで時間を過ごしてしまった様子です。
受験に向けて、これらの基礎的知識が完全に不足しています。
これでは、どんなに国語の解き方指導をしても、
受験(その時点で残り2か月)には間に合いません。
上記のお子さんは、
「(模擬試験などで)英数の偏差値は、60以上はあるが、
国語は偏差値50を割るときもあり、成績が安定しない」
「小学生までは、国語が苦手ということは一切なかった」
とのことでした。
今、一例をあげましたが、このようなお子さんは決して少なくありません。
そして、そのようなお子さんには、毎回必ず言われることがあります。
「小学生までは、国語が苦手ということは一切なかった」と。