小学生も高学年になってくると、勉強に自信を無くしているお子さんは、意識の壁を作るようになります。
いざ積極的に勉強に取り組もうとするとき、潜在的に住み着いている弱気の虫が、
心の隙間を狙っては、足を引っ張ります。
「今まで勉強を、上手くできなかった」というマイナス経験の蓄積から生まれています。
意識の壁を、打ち崩していかないといけませんが、まずは、小学生1年生から4年生の間に、
そのような意識の壁を作らせないようにリードしてあげたいところです。
健やかな精神状態が保たれていればこそ、学力も順調に伸びていきます。
そして勉強習慣の定着にもつながります。
今、お話したことは、実は全てのお子さんに可能性のあるお話です。
勉強を苦手にしているお子さんだけのお話ではないです。
例にしてあげると、偏差値50前後のお子さんが、偏差値55、60、65の壁を越えようとするときには、
大なり小なり、意識の壁を乗り越える闘いが必要になります。
何が意識の壁になっているのか、よく見極めて、適切に対応していかないといけません。
その反対に、落とし穴に陥ることなく、頭打ち、伸び悩みをすることなく、
意識の壁など、どこ吹く風で、スイスイと伸び続けるお子さんも存在します。
それは国語力があるお子さんです。
「自分の意見や考えをしっかり整理し、伝えられる能力」
「相手の意見や考えもしっかり聞くことが出来、そのうえで適切にまとめていく能力」
頭でっかちになることなく、素直で柔軟な自分を、維持出来るようになります。
このような能力をしっかりと備えたうえで、中学生になるお子さんは、あくまで、私見ですが、
おおよそ10人から20人に1人といった割合ではないでしょうか。
論理的思考力を高めていくことで、その割合をもっと増やしていきたいところですし、それは可能なことだと考えています。
アイル学院の小学1年生から4年生を対象にした国語講座は、感情に振り回されず、根気強く、理性的に、
自分自身の考えをまとめあげていく力を身につけていく講座になります。