改めてご父兄様から、下記のご質問を頂きました。
「漢字の宿題で硬直してしまったお子さんの心境とは、いったいどんなものだったのでしょうか。
サッサと宿題を片付けてしまいたいと思っていたのに、なぜ、それが出来なくなってしまったのか、
正直、その心境がイマイチ分かるような、分からないような・・・」
そこで、漢字に対する苦手意識がモンスター化したお子さんの心の声を、私なりに、訳してみました。
(漢字を書いてみたところで)何も頭に入ってこない。どうしよう。これじゃテストで100点取れないよ。
漢字をたくさん書いたところで、覚えられない。今までも漢字の勉強はしてきたけれど、あまり身についていない。
漢字をひたすら書く練習なんて無駄な行為。とはいえ宿題は終わらせないといけない。
ああ、でも、このままじゃ漢字テストで良い点数は取れない。どうすればいいのだろう・・
多分、こんなところだろうと思います。
右に左に思考がウロウロ行ったり来たりを繰り返しているうちに、漢字の宿題が、全く前に進まなくなったのだろう、
と推察します。段階3以下の中学生の多くは、おおよそこんな感じです。
今回は漢字のお話でしたが、それが計算だったり、作文だったり、暗記だったり・・・・。
また漢字で苦戦している場合、英単語も苦戦することがほとんどです。
そして、いつまで経っても勉強の仕方が分からないというのを繰り返すようになります。
日が経つにつれ、自信のなさは深く広く浸水していきます。そして追い付かなくなります。
もしお子さんがまだ小学生の低学年中学年の場合、漢字・計算・作文・暗記に
「苦手意識があるな・・・・」と後ろ姿や表情に、自信のなさを感じ取ったら、
速やかに苦手意識を作らせない努力を、行うべきです。
早いに越したことがない、というのが私の結論です。
長所を伸ばし、短所を目立たなくし、バランスよくしていく・・・。
知的好奇心が自信の無さを上回り、更に学習したことをモノにしていく、
復習力・反復力・更に学習したことをノートに整理整頓し続ける努力・・・・。
その習慣が身につく最善最良の指導は、いったい何なのだろう。
段階3以下のお子さんに最善最良の指導をするには、どうすれば、良いのか・・・と考えたときに、
行きつくところは、シンプルにマンツーマン個別指導でした。