誰もが、勉強を「上手くやりたい!」と考えているものと思います。
「上手く・・・」というのは、効率よく最短距離で、成績向上するには、どうすれば良いか!?
事あるごとに、誰もが考えることではないか、と思います。
ところが、小学生高学年・中学生になってくると
「授業が分かったから、もう大丈夫。」「分かった=出来る!」というケースが多く、
それ以上向き合うことをせず、完結してしまうお子さんが増えるように思います。
その思考パターンが硬直化してくると、当然ですが、学力は伸び悩みます。
これでは、効率よく最短距離で、勉強が出来るようになるではなく、
効率よく最短距離で勉強が出来たつもりになるのです。
「授業が分かった!」は、あくまで、その学習のスタート・ラインに立ったようなもので、ここからが本番です。
そこが明確に分かり、それまでの勉強に対するモノの見方・考え方が変わってくると、
本来の力量を発揮できるようになります。(その後は、「流されず取り組めるか!」といった己との闘いにかかります)
よって、問題集を一通りやりました→解法を指導しましたといった平面的な指導を繰り返しているうちは、
一部のお子さんを除き、勉強に自信がついた!とか勉強のやり方が身についた!とはなりません。
伸び悩みの原因になっている効率よく最短距離で勉強が出来たつもりになるという思考癖の改善こそなされないといけません。
本当は、(そのお子さんにとっての)勉強のやり方が分かった!
その指導こそ、1人1人のお子さんとしっかり向き合い、取り組んであげたいところです。