前回のブログを書いたあと、ご父兄様から、下記のご質問をいただきました。
「段階5、段階4、段階3、どうすれば見分けることが出来ますか?簡単に見分ける方法はありませんか?」
中学生であれば、シンプルに見分ける方法があります。
中野区はどの公立中学も定期テストが終了した頃かと思います。
お子さんが、課題として出されている宿題を「期日までに終了していない」、
もしくは「ギリギリになって、なんとか終了・・・」であれば、段階3以下です。
その他に、【段階4以上】と、【段階3以下】を見分ける判断材料に、定期試験が近づくに連れ、
塾に頻繁に通えるお子さんと定期試験が近づくに連れ、塾に通えなくなるお子さんというのがあります。
前者は、学校の宿題を、サクサク終え、「後は定期試験に向けて、目一杯やるだけだ!」と、臨戦態勢に入ります。
模擬テストを積極的にやりたがり、自分が出来ていないところを「早く把握したい」という強い欲求があります。
後は勝ち癖をつけて、より成熟した勉強のやり方を創り上げていくことです。段階3から、4に突入・・・そんな感じです。
後者は、前者の全て逆になります。学校の宿題は、終わるメドが立たず、「模擬テストをやろうよ!」と声をかけても、
「今は無理です。」と言って、重い腰を上げる勇気・自信が無いといった様子です。
そして、試験直前になると、学校の宿題が終わらないため、通塾自体が難しくなっていきます。
段階3、段階2・・・といったところです。
以前に下記のようなことがありました。
ある中学生の男子が「漢字が苦手。塾で漢字の宿題を終わらせてしまっていいですか?」というので、
漢字の宿題の量を見ると、1ページに漢字が10字あり、それを5回ずつ書くといった漢字ドリルが5ページ分ありました。
要は250字の漢字をとにかく書きさえすれば終われる内容でした。
漢字の宿題が、いつまで経っても終わらず、心が重いままよりも、サクサク終わらせて、
心が軽くなってから授業にしたほうが良いだろう!と判断し、
「いいよ、まず漢字の宿題をサクサク終わらせてしまおうよ!」と伝えました。
おおよそ10分経過した頃に、「漢字の宿題の進みはどう?」と、その子の机を覗き込んだところ、
終わるどころか、漢字を10字程度書いたところで、止まっていました。
サボっていたわけでも、ふてくされていたわけでも、ないです。
何とか漢字の宿題を終わらせたかったのは、間違いないところです。
それなのに、漢字ドリルの前で、蛇に睨まれたカエルの如く硬直し、頭を掻いてばかりで、全く前に進んでいなかったのです。