「苦手克服講座」をご紹介するにあたり、もう一点変わったことがあります。
今までは「自宅でやれることは塾ではやらない」という基本軸で取り組んでいました。
ご自宅でも出来るようなことを塾でやっていたら、ご父兄様に対して申し訳ないと考えていました。
それは「分かる→出来る」「勉強のやり方を知っている」お子さんにのみ必要な考え方
でした。それ以外は、むしろ逆です。
自宅でやれないことは塾でやってはいけない
誤解を生む表現ではありますが、大事なところだと思っています。勉強が得意と言えない
お子さんほど、ご自宅での学習習慣の定着は不可欠です。むしろ、そちらの指導こそ必要です。
当塾にお越しになるご父兄様お子様の多くに、下記のようなケースがよくあります。
例1)高校生
数1は二次関数を取り組んでいる。学校の授業は「分からない、非常に難しい」と言う。
しかし、塾の授業は「分かりやすい。よく分かる」と言ってくれる。
ところが、これで一件落着とならない。
このような生徒さんに、小学算数の計算や文章題を解かせると、濃淡の差は
あれども、全くといっていいほど解けない場合が多い。
「小数÷小数」「四則混合計算」「割合や速さの文章問題」、
「数の性質」に対する基礎的理解・素養が非常に薄いがゆえに、安定感に
欠け、数学算数に対して、常に自信が無い状態でいる。高校数学ばかり
取り組んでも根本的な解決にならない。
小学算数の理解力も高めながら、高校数学も並行して進めないといけない
が、本人の基礎学力・学習習慣が多くの場合、脆弱なので、段階的な
学習計画が望まれる。非常に時間が掛かる。
このようなお子さんには共通の特徴があります。
ノートの活用が上手に出来ないということです。