どんなお子さんでも、与えられた宿題を「早く終わらせたい!」と思っています。
なのに、どうして、それが出来ないのか!?
(気軽に遊べる、スマホやゲームに逃げて)ダラダラ、サボっているから出来ないだけでは!?・・・
無論、その要素もあるでしょう。
しかし、その(スマホやゲームに逃げて)ダラダラ、サボりたくなる要素を引き出す、
足を引っ張る何らかの存在・・を考えてみる必要があります。
前回のブログで書かせていただいた漢字の宿題の話が、一番分かりやすい例かと思います。
「新しく習った漢字を250字(50字×5P)書くだけなのに、なぜ、出来ないの?」
と思われた方が大半と思います。
でも、そのお子さんは、「漢字の宿題が苦手。塾でやってしまっていいですか?」と言ってきました。
塾の引き締まった空間の力を借りて、逃げ道を塞ぎ、何とか漢字の宿題を終わらせてしまいたかったわけです。
結果的には、塾で漢字の宿題を終わらせることは出来ませんでしたが、
「あとは家でやります。数学の授業に入ります。」といって、切り替えることができました。
勉強自体から逃げようとしていたわけではないのです。
ダラダラしたいわけでもなく、勉強から逃げたいわけでもない。でも出来ない・・
最初は小さかった漢字への苦手意識が、どんどん成長し、中学生になると、もはやモンスター化します。
漢字のみならず、全てに当てはまるお話ではないでしょうか。その重みから、まず解いていかないと、
段階3、段階2のお子さんは、いつまで経っても、変わることが出来ず、(スマホやゲームに逃げてしまう)
悪循環から抜け出せないままでしょう。
勉強しないのは、スマホやゲームといった手軽に楽しめる道具があるからなのか!?それとも、
勉強しないのは、「足を引っ張る何らかの存在・・」があり、その存在が、スマホやゲームといった
手軽に楽しめる道具に走らせてしまうのか・・
両方の要素があるお話だとおもいます。そのどちらの要素が強いのか、よくよく見極めながら、
乗り越えていける、具体的な、学習指導の計画を立て、共に山道を進んでいかないといけません。そして、
- 知的好奇心の高さが、誘惑を乗り越えている・・・
- 誘惑に流される回数が減り、時間を無為に過ごさなくなってきた・・・
そこまで、指導していきたいところです。