国語の特別指導のお知らせ

国語の本格的な指導は、当塾の個別指導のスタイルにはあわないというのもあり、定期試験対策以外の国語指導には一切手を付けておりませんでしたが、6年前の塾生(受験生)が、都立模試の国語の偏差値が30台からなかなか抜け出せずにいたので、完全マンツーマン(1対1)の個別指導(特別指導)の授業を数回行いました。
その次の都立模試でいきなり偏差値が60以上になったのが特別指導のはじまりです。

現在は、特別指導コースという名称で、当塾のホームページに記載をしております。
(現在は、国語以外も対応をしております)
https://iwill-nakano.com/price/


お話もどります。
その塾生(受験生)は、漢字(読み書き)も人並み以上にでき、200字作文もボチボチ書くことができたのですが、都立受験でもっとも多い選択問題(四択)の正答率が悪かったことが、偏差値30台の原因でした。
そこで、選択問題の解き方を徹底指導したところ、一気に改善されました。
都立の大問3⃣(物語小説)、大問4⃣(説明文論説文)で選択問題45点(9問)の配点があるのですが、偏差値60台を記録した都立模試では、9問全正答でした。

もともと上記の塾生(女子)は、漢字の読み書き、作文も書けるので、偏差値が30台になるお子さんではないというのが、私の認識でした。
しかし、私との特別指導前は、国語に自信をなくし、学習意欲も低下しておりました。
私の方から、
「(特別指導を)やってみようよ」
と何度も声掛けをして、なんとか授業の席につかせたのが実情でした。

国語の特別指導を数回行ってわかったこと、その塾生が選択問題を落とした理由、それは端的に言えば、考えすぎでした。
何度も何度も繰り返して読むうちに、訳がわからなくなり、試験時間もなくなり、あせり、結果、失点を繰り返していました。
その後、その塾生は都立模試(国語)で、偏差値55以下になることはありませんでした。

それから6年経過し、特別授業で様々なお子さんとセッションをしてきました。
指導後の様子を分別していくと、大きく三手に分かれます。


(短期指導で)一気に成績が伸びるお子さん

(短期指導で)成績が伸びないわけではないが成績が安定しないお子さん

(短期指導に)向かなかったお子さん

 

です。

 

下記にその傾向を記載します。


一気に成績が伸びるお子さんの特徴

・もともと国語の偏差値が低かったわけではないお子さん
(例:偏差値60程度はあったが、それ以上にならないため受講。苦手を克服し偏差値UP)


・漢字や作文などは苦にしないお子さん
(上記の記載のとおり、そのようなお子さんは、選択問題で”考えすぎ”による失点がほとんど。)


成績が伸びないわけではないが安定しないお子さんの特徴

特徴の前に、まず流れの例を書きます。

(例)夏休みのころに、特別授業を行う⇒授業直後の模試では、それまで偏差値40前後のお子さんも決まって偏差値50程度にUP⇒「よかったね」で、特別授業を止める⇒その後、決まって成績が落ち、場合によっては、元に戻る・・・・。

過去の塾生(受験生)も、いろいろな塾生(受験生)がおり、上記はあくまで一例にすぎませんが、割合的には多い例です。
すべての教科で、成績が良いとは言えないお子さんの特徴に、
「勉強に対しての自信がない」
「自信がない理由として、学んだことを上手に整理整頓できない。そのため結果がでない。」
「授業直後は、よく分かるし、解くこともできるが、時間がたつと、使いこなせない」
「それを繰り返しているので、勉強に対しての自信がもてない」

濃淡はありますが、このサイクルを繰り返しているお子さんです。
この特徴のあるお子さんは、やみくもに勉強(指導)をがんばっても、良いことはありません。
ただし、まったくわからないわけではないので、試験直前に、特別指導を行うことで、解決することがほとんどです。
本当の意味での、国語力向上とはいえませんが、試験対策としては非常に有効と考えます。
選択問題の解き方のほか、大問4⃣の説明文論説文で、まったく知識がない分野の場合は、何度も読み返してしまい、試験時間をロスして、失点をします。
このような場合の解き方も時間の許す限り指導をします。
上記に該当するお子さんは、試験の直前から逆算をして授業を行うことをお勧めします。



短期指導に向かなかったお子さんの特徴

都立試験の大問3⃣は物語小説ですが、ほのかな恋心を描いた物語小説文から出題をされる場合が結構あります。
これがまったくわからない(照れとかではなく)男子もいました。
「ほのかな恋心とは?」の授業もさせてもらいましたが(笑)、成長の早い遅いは人それぞれです。
いたし方がないです。

それ以外では、比喩や慣用句が苦手なお子さんです。
比喩や慣用句の使用が多い長文だと、意味がわからず混線をします。
たとえば、「前門の虎。後門の狼」(絶体絶命の状態)ですが、「虎と狼がいる」以外に何も出てこないお子さんもいます。
ちなみに、昨年の中三生(男子)は、「前門に虎がいて、後門に狼がいて、虎の方が怖いから、狼を倒す」と私に解説をしてくれました(笑)
大爆笑でした。
これでは、たくさん読んだところで、無意味でしょう(笑)
このようなお話は実はいっぱいあります(笑)
この中三男子は、短期ではなく、何度も特別指導を行いました。
今年、偏差値50を超える都立高校に進学はしましたが、漢字の読み書きは最後まで「・・・」でした。
「漢字の勉強はやらなくちゃいけない・・でもできない。」を繰り返していました。
都立高校の入試は、漢字の読み書き20点出題されるのですが、ある都立高校模試で、漢字の読み書きで0点のときもありました。
0点というのもなかなか取れない点数なのですが、選択問題はすべて取れたので、偏差値50を越えました。
かなり珍しい例だと思います。
このようなお子さんの場合は、「短期」というより、「中期/長期」で国語のご指導をさせていただきたいと思います。
選択問題の解き方以前から指導をさせていただきます。
授業中に、
「先生、この比喩、慣用句の意味がわからない」
を繰り返すお子さんは、国語のテストの点数は本当に危険です。
いつまでたっても、安定しないでしょう。
中長期で解決を目指します。



特別指導に関しては、下記をご確認ください。
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1度、無料の体験授業を行います。
そのうえで、受講可否を決定いただきます。
授業時間は、60分程度です。
多少の時間延長(延長分は無料)があることはあらかじめご承知願います。

授業時間は、保護者様の同意のうえで、塾生の空いている時間と私の空いている時間が合致すれば、いつでも行います。
朝6:00~行った授業が、今までで一番早い授業スタートです(笑)

今日は塾内生の保護者様を対象にお話しをさせていただいておりますが、塾外生の場合は、そのお子さんの学力を把握できていないので、若干段取りが違います。
ご紹介をいただける場合は、
「一度直接電話でもして聞いてみて」
とお伝えいただけるとありがたいです。

相変わらず、長文になりました。
最後までご一読いただき、感謝です。


ご質問、ご不明点はお気軽にご連絡ください。
どうぞ、よろしくお願いします。

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