先日まで読書感想文のお話を書かせていただいておりました。
その後、数名の塾生のお手伝いをさせていただきました。
改めて塾生各位に思うこと。
それは、
「書くことを好きになって、記述式問題/小論文を書けるようになってほしい!」
です。
ちなみに、卒塾生で、高校受験時は偏差値40前後、しかし大学受験は総合型選抜を利用して、偏差値55程度の大学(学部)進学者が数名います。
そのような卒塾生に異口同音に言われるのが、
「こんなに簡単に合格をしていいのですかね!?」
です。
進学を甘く考えず、身構えていたのに拍子抜けをしたそんなところでしょうか。
学校の定期テストや都立高校受験では、主要5教科(3科)で受験するので、苦手教科が多いお子さんは当然不利です。
しかし、大学受験は違います。
大学(学部)側にとって、ポテンシャルの高い生徒を欲しています。
それを審査する小論文は重要です。
小論文の実力が認められれば、
「ぜひ、当大学(学部)へ」
と道も開かれます。
よく(総合型選抜組の方が)一般入試組より、良い人材に巡り合えると言われるのもそのためです。
塾生で何が残念と言えば、書くのは苦手で総合型選抜に目を向けず、断念をしてしまうことです。
卒塾生(男子)の中に、
「学校の勉強は全て苦手。しかし、パソコンの裏側を見て修理するのは得意」
と言うお子さんがいました。
すごい才能だと思いませんか?
わたしなど、パソコンの裏側を見ても、頭が真っ白になるだけです(笑)
大学でその才能が活かせれば良いと考え、
「こんな進路もあるよ。」
と何度も話をしていたのですが、
「僕は将来、タ〇〇トミーに入る」
「バランスよく勉強できるようになりたい。」
「書くのは苦手。無理。嫌です。」
聞こえるか聞こえないかの小さい声で、上記の内容をぼそぼそと話をしてくれていました(笑)
無論、
「タ〇〇トミーの就職試験にも論理的読解から意見文まで幅広くあるよ!」
そんな話もしていたのですが、そこは耳を塞ぐといいますか(笑)
プレゼンがうまくいった試しがありません。
しかし、書くことで、
「違いを明確にする」
「自分の脳みそが受動から能動に変わる」
良い効果はたくさんあります。
バランスよく勉強できるようになりたいのであれば、
「今、学習したことを人に説明してみる」
「さらに、それを書いてまとめてみる」
そのような努力が学力向上には必要です。
ちなみに今、彼は高校3年生です。
連絡を取り合っているわけではないので、現在、進路をどのように考えているのかは不明ですが、中学時代に植え付けた種が少しでも育っていることを願うばかりです。
大学進学を考えているものと思いますが、彼の才能とあまり関係のない学部への進学でないことを願うばかりです。
「それだったら専門学校へ!」
と言いたいところですが、保護者様のお考えもあるかと思います。
「彼にとり、一番良い進路に巡り合い、保護者様も心から納得して、自分の進むべき人生を進んでほしい!」
祈るばかりです。