前回に引き続き、進路がテーマです。
進路とはいえ、タイトルに示す通りの内容です。
「え、この時期に!?」と思われる方もいるかと思いますが、守りを固めた方が、
力を発揮できるというお子さんをお持ちのご父兄様であれば、
ぜひ、参考に読んでいただければと思います。
そして、お子さん一人ひとりが前向きで明るく、
自らの進路を肯定的に捉えることが出来れば何よりです。
参考に読んでいただければと思います。
第1志望校に合格できなかったとき、私が、必ずお伝えするお話があります。
それは、『鶏口となるも牛後となるなかれ』
自分よりもレベルの高い集団の中で、「最後尾」にいるよりも、
たとえそれがワンランクレベルの低い集団であっても、
「先頭」にいろ!!という教えです。
希望通り、第1志望の高校に入学できたとしたら、そのときは、幸せですが、
その高校に入ってからは、レベルの高い生徒たちに囲まれながら、
レベルの高い授業を受けることになります。
それは、とりもなおさず、「落ちこぼれる」危険と隣り合わせになります。
「授業や定期テストが難しすぎる。」
「赤点連発で補習に次ぐ補習」
ということもありえます。
以前に、都立第一志望の高校に合格後、卒塾されたお子さんが、
高校三年直前に遊びに来てくれました。
その際に、「大学受験に向けて本格的に勉強をしたいが、英語など忘れているので、
中学英語からやり直したい。アイル学院で、勢いをつけてから、
本格的な大学進学のための予備校などに通いたい。」
2~3か月のつもりでお預かりしたのですが、なかなか勢いが戻りません。
中学三年時の頃と違い力が入らない様子です。
そして、3か月目のある日、突然塾に来なくなりました。
アイル学院に戻る以前から、高校の方は、不登校気味だったようです。
塾に来るときは制服姿でしたので、てっきり学校の帰りに直接、塾に来ているものと思っていました。
(つづく)