セミナー(「国語って勉強方法あるの?」と思っている方のためのセミナー)に
ご参加いただいた方のおひとりは、小学5年生でした。
お母様のお話を端的にまとめると
「(お子さんは)算数の計算は得意なのだけど、文章題が伸び悩んでいて、このままだと
先々文章題で取りこぼし、それが足かせ、伸び悩みの種になりそう。
小学1年生からずっと塾にも通わせているが、全く改善しない。
今のうちに何とか解決のめどを…」
といった内容でした。
そのお子さんの過去の全国模擬テスト等の答案用紙をまだ見ていないので、ハッキリ言えない
ところはありますが、読み飛ばしや読み違いが多々あるのではないか?と推測します。
「文章を読むのが面倒!」とそのお子さんも言っていましたが、難しいと感じたところから
一気に興味半減、雑になる傾向があるので、そこから不要な失点も生じているものと推測します。
そのようなお子さんが、本気で国語に力を入れだすと、伸び悩んでいた点数も上がり始めます。
特に風向きが変わってきたかな!!と最初にわかるのは、以前なら拒否反応を示していた
難しめの問題を解くのを嫌がらなくなるところです。解いている本人は気づいていない
様子なのですが、常日頃セッションしている自分からしてみると、ある意味それが
一番感動する、ビックリする、嬉しいところです。
どうしても中学生にもなると、英数に時間を多く割くことが普通になるため、
「国語は中3の夏から!」と後回しにしやすいのですが、英数以上に早くから国語を
真剣に手掛けるべきというのが、私のアイル学院開塾3年半で得た非常に大事な点です。
文章を読む力が上がることで、全科目に良い影響を与えています。
それに比例して指導もしやすくなります。
中3の夏以降からの指導では遅いですし、勿体ないです。一人一人にどう国語学習をスタート
させていくか、より愛情を持って向き合っていきたいところです。
上記のお子さんは、中学受験を目指す小学生でしたが、お母様との日常会話の中で、
国語や文章を読むことに対する会話量が多いと推測します。
そのためお子さんの国語と向き合う姿勢が出来つつあるように思います。
これが本当に素晴らしいと思うところでした。
その姿勢が変わらず行動が続けば、あっという間に改善されていくことでしょう。
ぜひ頑張っていきましょう。