要はいかに甘やかさない環境を作れるかその一点に尽きます。
反復復習を繰り返す
のんびりしすぎることなく、合間の時間を有効に使う
上手に自分を自分で追い詰めていく技術
上記のモチベーションを上手に保つことが出来れば、多くの場合、
ある一定レベル以上の成果は出るものと思います。全体の6~7割程度のお子さんは、
上記の環境やモチベーションを作ることが出来れば、指導方法は、
さほどこだわらなくても成果を上げることが出来るものと思います。
暗記が苦手!と思い込んでいる意識の壁を破る環境作りこそ、必要と考えます。
意識の壁を破るきっかけとなる、受験や定期試験、各種の検定試験など、
試験と名のつくものは、貴重な場と言えるでしょう。
薬にも毒にもなるものですが、上手に活用していきたいところです。
さて、ここからが、段階2周辺のお子さんのお話になります。
まず小学校高学年にもなると、「自分には無理!」と決めつけ、
暗記モノは一切やりたがりません。年々、その傾向は強まっていきます。
1日も早く、そのお子さんにとり、やりやすい暗記のやり方/勉強習慣を
作っていかないといけません。
集団授業では、全体の6~7割に合う授業の進め方が選択されますので、
それ以外のお子さんにとって、集団授業は苦痛以外の何物でもないです。
もともと「勉強が嫌い」とか「(勉強が)出来ないで良い」と思っている
お子さんはひとりもいない、と断言してよいかと思います。
それにもかかわらず、合わないやり方から、結果を求められ続けるわけです。
勉強に対しても、自分自身に対しても、自信を持てずにいる自己肯定感を
喪失している/歪んでいる。
そこに気付いてあげないといけません。
早く気付いて、そのお子さんに相応しいやり方を見つけ出していかないといけませんが、
独特・個性的な場合が多いです。そのため、1回2回、個人面談をして
普通のアドバイスをすれば解決するということはまずないです