中野区の公立中学だけでなく、3学期制の地域在住の塾生も定期試験は11月15日水曜日スタート、もしくはその周辺が多いですね。
残り1週間です。
今週も土日開けます。
ぜひ臨時塾をご利用ください。
また保護者様のお声がけのおかげで、定期試験範囲表も無事、すべて揃いました。
ありがとうございました。
同じ学校/学年に女子の塾生がいる場合、こんなお願いを保護者様にする必要もないのですが、男子(成績が良い塾生を除く)の場合、「・・・・」です。
ちなみに下記は、過去に合った嘘のような本当の話です。
・試験範囲表を何度言っても持ってこない。忘れる。試験の数日前にようやく持参。
試験範囲を確認すると本人申告の試験範囲とまるで違う試験範囲。
「言っていた試験範囲と全然違うじゃない!?」と伝えると「あ★♯いへ・・・」言葉にならない。
学校の授業を受けていなかったのか?
それとも何の授業を学習しているのか、それすら理解ができなかったのか?
どちらにせよ、
「試験範囲(今、学校の授業で何をやっているのかの把握)くらいは・・・」
と思うのですが、これは、国公私立(成績中下層)の塾生の場合、結構多いバターンです。
定期試験範囲表、今後とも、ご協力をお願いします。
11月第ニ週の臨時塾
・11日/土曜日 17:00〜19:30
・12日/日曜日 10:00〜12:30
・18日/土曜日 17:00〜19:30
参加資格は全塾生とします(参加は任意 ご費用は無料です)
希望者はご連絡ください。
成績向上のメカニズム
今回は当塾の「成績向上のメカニズム」後半2(今後)です。
大変恐縮ではございますが、保護者様におかれましては、ぜひご一読をお願いいたします。
今回も実際の塾生(卒塾生含め)をモデルに、記載をしていきたいと思います。
●「成績向上のメカニズム(例2)」 公立中学の主要5科の定期試験で、300〜350点の塾生
学校の定期試験の主要5科で平均点程度は取れる塾生です。
その次(350点〜400点)のレベルを目指している塾生を対象に書かせていただきます。
前回記載の「右のエース」同様、読み間違い、読み違いなどの初歩的なミスはこの層も当然あります。
何が相違点か、端的に書くと・・・・・・
「文字を読んで文字から理解する力」の差、これにつきます。
□「文字を読んで文字から理解する力」が無い訳ではない。しかし、前回記載の「右のエース」のような正答率30%未満の問題を正答できる力はない。
□テキストを読めないわけではないが、読めていないところをそのままにしている場合がほとんど。特に基礎的知識、基礎的用語の理解が曖昧。
□基礎的知識、基礎的用語の理解等が曖昧のため使いこなせない。定期試験で400点を越えない最大の理由。
基礎的知識、基礎的用語を覚え、使いこなす力も当然、「文字を読んで文字から理解する力」の一部です。
「先天的な能力差」で片付けてしまうのではなく、「文字を読んで文字から理解する力」を地道に高め続けることで、少しずつ解決に近づいていくものと考えます。
ここからは、
●「文字を読んで文字から理解する力」を定期テストの点数別に分けて解説をしていきます。
◆◆◆ 公立中学の主要5科の定期試験で、400点以上の塾生=
「文字を読んで文字から理解する力はある。多少の読み違い、読み間違いはあるが、基本的に読めている」
=指導は曖昧なところの指摘。本人の納得度合が高い場合、指摘するだけで成績が伸びるお子さんが多いのが特徴。
指導ポイント=曖昧なままで終了させないこと。
◆◆◆ 公立中学の主要5科の定期試験で、300〜400点未満の塾生=
「文字を読んで文字から理解する力はある。ただ、少々雑。読み飛ばしや読み違いが多い。」
「基礎的知識、基礎的用語を曖昧なままにしている。使いこなせるところまで仕上げていない。」
=指導は曖昧なところの指摘。ただ、指摘するだけだと、「分かりました!」で終わり、多くの場合、結果に結びつかない。
=本人の「分かりました!」で終わらせず、「スラスラと解けるようになったな、後ろ姿に迷いがなくなったな!」なるまで、反復演習をしつづけていく。
指導ポイント=基礎的知識、基礎的用語を使いこなせるレベルまでの徹底。曖昧なままで終了させないこと。後ろ姿から迷いがなくなるまで、反復演習をしつづけていくこと
◆◆◆ 公立中学の主要5科の定期試験で、200〜300点未満の塾生=
「読めていない」「読めないわけではないが、遅い」
=指導は上記300〜400点未満の塾生と一緒。「遅い」が相違点
=「遅い」ため、全科目の定期テスト対策は難しい。勉強体力も落ちる場合が多い。学校の宿題等の提出も後手で、ギリギリ提出。
これが上位層との相違点。よって早めに「絞る」
例えば数学であれば、文章問題も難度Aまでを取り組み、難度BCは触らない等、全部をやろうとせず、「絞る」
この層は、文章問題を解説すると、「分かった!」と喜び「もう大丈夫です!」と言う。
しかし、後日、再度解かせると、「忘れました。」「やっぱりできません」繰り返す。
普段の勉強習慣が身についていない。
下記は、この学力層の卒塾生のお話です。
同じ問題の解説が、3回目4回目になったときに、さすがに、「覚えていられないのならノートを取ればいいじゃない。ノートを取ってみようよ」と伝えると、「ノートは絶対嫌です」と睨まれたことがありました(笑)
学校のノートは成績に反映するので、義務的にとってはいるものの、ノートを使いこなせている意識は「皆無」のお子さんが多いです。
この学力層からです。
絵ばかり描いているノートを見たことがあります(笑)
学校の先生からは、「絵が上手だね。とノート、褒められた!」とのことでした(笑)
絵が上手なのは結構なことですが、「文字を読んで文字から理解する力」からは逸脱をしていきます(笑)
この層から会話の方向性が違ってきます(笑)
指導ポイント=何ができて、何ができないのか、定期テスト2週間前までには見定めていく。「絞る」
◆◆◆ 公立中学の主要5科の定期試験で、200点未満の塾生=
上記の200〜300点の塾生と比較してもさらに「遅い」です。
自学年の学習の前に、それ以前から理解ができていない場合が多いです。
特に積み重ねの学習「英語」「数学」は、学年が上がるにつれ、「まったく分からない」が長く続いています。
ただし、技能教科(音楽、美術、体育、技術家庭)の評価は高い場合が多いです。
また「国語/理科/社会(積み重ねの学習と関係ない場合の単元の場合)」は指導次第で、高得点連発できるお子さんもいます。
要は「絞る」ことが出来た場合です。
英数をやりたいときに、他教科に時間を割いた場合です。
しかし、国語理科社会技能教科で高得点をできたときに、必ず言われることがあります。
それは、「学校の先生との三者面談で『英語と数学を頑張ればもっと良くなるよ』って言われました!」です。
「こちとて、そんなことは百も承知じゃい・・」と言いたくなりますが、それは言いません(笑)
難しいところです。
指導ポイント=何ができて、何ができないのか、定期テスト2週間前までには見定めていく。「絞る」
しかし、「絞る」場合、「英語」「数学」は大切だが、時間がいくらあっても足りなくなる可能性大。
むしろ、「国語」「理科」「社会」をはじめ「技能教科」で「絞る」方が、得点も上がり、受験期には選択できる志望校も増える。
「本人」「保護者様」と要相談。
定期テスト主要5科300点未満のお子さんには、配慮を必要とするべき(何か)が必ずあります。
多くの場合、「絞る」ことで、多少の解決はしますが、根本的な解決にまで至りません。
それが残念なところだったのですが、今後は「文字を読んで文字から理解する力」がすべてに通ずる解決策と考え、それを軸に「成績向上のメカニズム」を作り上げていきたいと考えます。
何度も読み、根気強く反復するうちに、「難しくて最初のころは、ほとんど読めなかった本が、今はスラスラと読めるようになった!」
そんな経験が保護者様にもあるのではないか、と思います。
その支援を今後のアイル学院に取り入れていきたいと思っています。
シンプルで誰にでもできる指導ですが、かなり手間ひま労力がかかります。
しかし、結果も出てきています。
次回は「後半3最終」ということで、成功事例と今後の支援策をご紹介したいと思います。
どうぞよろしくお願いします。