高校/中学受験を控えた中3生、小6生で、
国語の成績を短期間に伸ばしたい方
を対象にしたお話になります。
国語の成績が伸び悩む理由は、
試験時間が足りなくなる
というのがあります。
具体的には
- (物語小説/説明文論説文)何が書かれているのか、読み進むと
わからなくなり、何度も読み返すうちに試験時間が足りなくなる。 - (選択問題の選択肢を読むと、)全て正解なのではないかと迷いが生じ、読めば読むほど
判断がつかなくなる。そのため、試験時間が足りなくなる。 - 作文がなかなか書けず、試験時間が足りなくなる。
- 四字熟語・ことわざ・故事成語・慣用句が出ると思考停止に陥り
試験時間が足りなくなる。
ざっとこんなところでしょうか。
試験時間さえあれば、点数UP出来るお子さんならまだしも、試験時間があっても
点数UP出来ないお子さんは、根本的な解き方を変えていかないと、
いつまでたっても点数は伸びません。
そのようなお子さんは国語は苦手科目と言って良いでしょう。
放置していても、そのうちなんとか…にはなりません。
また学校の定期試験では良い点数なので国語は得意と思っているお子さんでも
初見問題では、題材の内容次第で、出来不出来が大きく変わる場合があります。
訓練がなされていない中間層の成績のお子さんは、意味が分かる題材の時は偏差値55。
意味が分からない題材の時は偏差値45と題材の内容によって成績が振り回されます。
そのためいつまでたっても成績が安定しません。
「これが国語の点数UPの解決策だ!」といった書籍・参考書は、
巷の大きな書店に行けば多数ありますし、
今ならアマゾン・楽天などでいくらでも探すことが出来るでしょう。
しかし、国語の成績UPの書籍・参考書をお子さんに渡してもほとんどの場合
お子さんは一向に触れようとすらしないでしょう。
国語教科を苦手とする(どう勉強すればよいか分からない)お子さんにしてみたら、
親が選んだ参考書を渡されても「●の耳に念仏」「●に小判」です。
苦手(どう勉強すればよいか分からない)の解決策になっていません。
とはいえ、お子さんは国語の勉強に意欲が全く無いわけではありません。
「(その本を読んでも)自分に合う勉強方法かわからない」と思っています。
更に、「(本を自ら読んだりする)面倒は無理」「遊ぶ時間を削ってまでは無理」
「すぐ結果に繋がらないのであれば無理」等々・・・
多くの場合、意欲が無いわけではないけれど、色々条件が付きます(笑)
多くのご父兄様が、ため息をつきながらも、「そんなに世の中甘くない・・」思う反面、
「何かのきっかけさえあれば、この子も変われるのでは・・」
とお考えになられたこともあるのではないかと思います。
(つづく)