段階5になると、自分で学力分析がしっかり出来ます。
そのようなお子さんは、中学生にもなると、自分自身の考えと
経験豊富な大人の考えを自ら融和して、独自の勉強方法を編み出したりします。
段階5のお子さんには、経験豊富な大人の考えを押し付けるのではなく、上記になるように仕向けてあげたいところです。
試行錯誤あればこそ、より本物になります。短絡的なテストの結果だけで判断して、道を誤らせてはなりません。
段階4になると、学力分析が適正に出来るとまではいかなくても、底の浅い分析はしなくなります。
特に「出来る!」「分かった!」「もう大丈夫!」そんな短絡的で平面的なことは、言わなくなります。
「出来る!」「分かった!」「もう大丈夫!」を平気で言えるのは、段階3以下と言ってほぼ間違いないでしょう。
段階5、段階4のお子さんの成績を上げるのは、聞く耳を持っているお子さんであれば、
早い、遅いの差はあれども、さほど難しいことではありません。真剣に取り組める状態であれば、なおさらです。
ただ、そんな段階5、段階4のお子さんでも、再三になりますが、テストの点数だけで何事も判断してしまうのは、危険です。
「100点よくやった!」「70点ダメじゃないか!」この短絡的なジャッジがミスの原因です。
とはいえ、忙しいご父兄様であれば、そこまで目が届かないのが、現実かと思います。
そのため塾に行かせるという着地で終わってしまうことがほとんどではないか、と思いますが、
段階3以降では、ただ塾に行かせるだけでは、ほとんど意味がない、ということについて次回記載予定です。