最後は、国語偏差値40前後のお子さんになります。
この学力層のお子さんの成績が上がらない理由は、勉強音痴とでも書くと分かりやすいでしょうか。
偏差値60前後のお子さんは、センスがあると以前のブログで書きました。
短期間でポイントをしっかり掴んでいくことが出来ますが、この学力層のお子さんは、それとは逆で、受け答えのポイントにズレがあったり、何につまづいているのか自体がよく分からないこともしばしあります。
この学力層のお子さんは、「出来る」「出来ない」を速やかに見極めて、出来るをまず最大限に伸ばし、出来ないは焦らすことなく、慌てさせることなく、そのお子さんのペースを守りながら、少しずつ階段を上っていく指導が、最も効果的で効率的な学習方法ではないか、と考えます。
そう考えると、この学力層への国語指導の短期は不向きです。
過去の指導経験で言えば、国語偏差値40未満のお子さんを、一気に偏差値50程度まで引き上げても、そのうち40未満に戻ってしまいます。
何度も反復し、何度も成功体験することで、確実に指導したことが身についていくのが、この学力層のお子さんの特徴です。
迷うことなく、国語指導は、中長期で行うべき学力層です。
とはいえ、受験日も近づいています。
短期講座では、上記をご理解頂いた上で、今出来る最善の対策を練ります。
まず、お子さんの「出来る」「出来ない」を見極め、志望校の過去問の傾向から、点数を取れそうなところを選択し、強化していきます。
偏差値5以上、点数に直すと10点以上のUP箇所は必ずあるものです。
それを確実に出来るようにしていきます。
そのようなお子さんは、私立単願推薦等で進路がおおむね決まっている場合も多いと思いますが、それでも一番目のお子さんの場合、色々な点で心配も尽きないものと思います。
そのような際は、ぜひお気軽にご相談頂ければと思います。
また国語偏差値40前後でも、勉強音痴ではなく、考えすぎる性格・体質から読むほどに混乱し、今何を解いているのかもよくわからなくなる、と言うお子さんは結構な数でいるものと思います。
この手のお子さんは、毎回、同じ失敗を繰り返し、打つ手なく受験終了です。
そして国語は苦手とジャッジし、その後、手を付けなくなるお子さんもいます。
勿体ないです。
この講座で思考整理が出来るようになれば、いきなり成績大幅UPの可能性もあります。
まずはお気軽にご相談頂ければと思います。
(つづく)